指導者プロフィール
大原由紀(おおはらゆき)
静岡県出身、5歳よりピアノを始める。
昭和音楽大学短大部ピアノ専攻I類卒業
モンテッソーリ教師資格を持つピアノ講師です。
周りからは「穏やか、優しい、物事が丁寧」とよく言われます。
教室もそんなあたたかい雰囲気です。
これまでにピアノを
伊東美紗子、森下直人、ハンダ(別府)里加、舘えりなの各氏に師事。
●順調ではなかった、音楽への道●
年長さんの夏から始めてすぐに大好きになったピアノですが、
順調なことばかりではありませんでした。
半年後に先生のご都合で教室がなくなり、
新しく移った教室で8年以上習うことになります。
その教室は完全に趣味で楽しむ方が対象で、
先生は元校長先生をされていた方。音楽専門ではありませんでした。
ただ、作曲も独学でされたり
発表会にも合唱団を招いたりと、
幅広く音楽の世界を見せて下さいました。
スタート時にピアノを購入してもらったこと、
母が毎日の練習習慣をつけてくれたこともあり
私は譜読みの苦労はなく進み、
学校では伴奏を担当し、
音楽の授業がある日は
朝から楽しみで楽しみでたまらない!
というほど、音楽大好きに育ちました。
音大にピアノ科というコースがあることは
中2の時に新聞で知り、
「ピアノ科、なんて素敵な所なんだろう」と感じましたが、
同時に自分には無縁の場所だと思いました。
そして「受験勉強は大変だよ」という親戚の言葉で、
中3の秋、一旦ピアノを辞めてしまいました。
(結局は続けていても何の影響もなかったと
後で思いましたが)
当時は音大進学は頭になく、普通科高校に進み、
進路は漠然と一般大学を考えていました。
ところが、高2になろうとする頃
「とても素晴らしい先生のお教室に1人分空きができ、
せっかくだから音大を目指してみては?」
という話が舞い込み、
心の底に押し込んでいた「音楽が何よりも好き」
という気持ちの蓋を開けることになります。
そしてそれは、人生を変える大きな分岐点でした。
おそるおそる新しい教室の門を叩いたその日から
生活は一変しました。
練習方法、手のフォーム、奏法、曲の完成度、
どれも音大を目指すには話にならない状態で、
先生は唖然とされていました。
「しばらくレッスンがお休みだったので、段々思い出すかしら?」
と仰って下さいましたが、そうではなく、
基本がなさすぎたのです。
練習時間を大幅に増やして取り組みましたが、
何週間たってもなかなか変化がなく、
心の中は挫折という言葉に塗りつぶされていました。
先生はとても明るく優しい方ですが、
今振り返ると先生のマックスで
厳しいレッスンをして下さったと思います。
その時に心底痛感した
「小さな頃からの基礎の大切さ」は、
後に指導者となっても忘れることなく
今も一貫して変わっていません。
半年ほどしてかすかな光が見え始め、
グランドピアノに買い替え、
ソルフェージュのレッスンも増やし
徐々に「ピアノ科」の志望校も絞れる段階まで来た時には、
親もどんなにホッとしたことでしょうか。
夏休みも週に何度もレッスンに通いました。
外の日差しと共に、時々先生が出して下さった
アイスティーの美味しかったこと。
今も、昨日のことのように思い出します。
厳しくも愛情ある先生になりたい、
と思わせていただいた原点になっています。
私の教室名「音楽教室どるちぇ」は、
先生のお教室の卒業生グループの名前よりいただきました。
卒業生グループの先輩も後輩も、
本当に素敵な人ばかりで、
家族のように和気あいあいとした雰囲気の中で
毎年コンサートも開催して刺激も与えあっていました。
1人のピアノの先生が、
生徒の人生を素晴らしい方向に変えていく。
このことを身を持って体験した私は、
今の幸せをレッスンを通して自分の生徒さんにも与えたい、
と思い続けています。
●モンテッソーリ教育との出会い●
地元を離れて結婚、親となりましたが
育児は思うようにはならないことが多く、
保育園の転園を機に悩みや心配事が増し、
つい他の子と比較しては落ち込むことも多く、
家庭でできるサポートを学びたい強い思いに駆られました。
そんな時に田中昌子氏主宰「てんしのおうちIT勉強会」と出会い、
2009年〜2013年の4年間、
モンテッソーリ教育を受講しました。
それは「子どもの見守り方」「良き援助の仕方」
の本質を知る感動の連続でした。
手を使い、指を育て、見る力も育むモンテッソーリ教育を、
子育て以外にも自然と日々のレッスンに取り入れ始めました。
当時の感激は薄れることなく、
今も同様に自分の中に流れ続けています。
モンテッソーリ教育の素晴らしさを
一人でも多くの方に伝えたい思いがあふれ、
徐々に「モンテッソーリ教育と音楽レッスンとの関連性」について
発表する機会が増えていきました。
ヤマハ、カワイ等の出版書籍、
ピアノ講師ラボ会報等に記事を多数寄稿。
音楽之友社「ムジカノーヴァ」に、
「モンテッソーリ教育からヒントを得た手づくりレッスングッズ」
の連載を1年間担当。
「カルタにもなる音読みカード」の付録を5回連続で監修。
同誌には2022年2月号、2023年1月号、6月号に特集記事を寄稿という
大変ありがたい機会を得ましたことに
心から感謝しております。
2024年度、日本モンテッソーリ教育綜合研究所0~3歳コース修了
●音楽活動、その他●
音大在学中、選抜による学内演奏会出演。
卒業後はヤマハピアノ教室講師として指導の傍ら
静岡県内にてコンサート多数出演。
児童合唱団の伴奏者として各地で演奏。
御殿場市生涯学習教室にて
「中高年のためのピアノ教室」の企画、講師を担当。
- ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)指導会員。
- ピティナ指導者ライセンス 中級取得。
- 日本モンテッソーリ教育綜合研究所にて0~3歳コース教師資格取得。
- ブルグミュラーコンクールレッスン賞受賞。
- かすみミュージックスクールピアノカレッジ修了。
- ピティナ飯能ミュジークフォレステーションメインスタッフ
モンテッソーリ教育から得た
たくさんの感動とヒントをレッスンに楽しく取り入れ、
過去の苦労を教訓として、
- 「難しいことも楽しく理解できる」
- 「ひとりひとりの大切な個性をのばす」
- 「それぞれの夢に寄り添う」
そ ん な ピ アノ教室を目指し指導しています
「お豆奏法」を受講中
2021年より舘えりな氏のもと、「お豆奏法」を受講しています。
お豆奏法は非常に注目を集めている、心身共にゆるんで心地よさを味わう演奏法です。
私も長い間の演奏面、精神面の悩みも解消されてきて
コンサート出演も再開しました。
生徒さんにも無理をしないで、できる限りの自然な奏法をお伝えしています。
皆さんがどんどん美しい音に変化してきたことに
感動する毎日です。